白髪が増える理由は？白髪ができる仕組みや対処法を詳しく解説

「最近白髪が目立ってきて悩んでいる」「これ以上白髪を増やさない方法を知りたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、白髪が増える理由から生えてきたときの対処法まで、詳しく解説していきます。すぐに白髪を隠したいという人向けに、白髪染めに関する情報も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

そもそも白髪はなぜできるの？

そもそも、白髪はどうして生えてきてしまうのでしょうか。日本人の多くは髪の毛の色が黒いですが、これは髪の内部にあるメラニン色素が影響しています。肌のシミや色素沈着の原因として「メラニン色素」という言葉を聞いたことがあるという人も少なくないかと思いますが、メラニン色素は肌だけでなく髪にも大きく関係しているのです。

メラニン色素は髪の根元のメラノサイト（色素細胞）という部分で作られており、髪が生える段階でメラノサイトからメラニン色素が髪の内部に取り込まれることによって、髪が黒くなります。しかし、白髪はこれがうまく髪に取り込まれないまま生えてきてしまっているのです。

では、どうしてメラニン色素が髪に取り込まれなくなってしまうのでしょうか。白髪が増える理由について、次項で解説していきます。

白髪が増える理由・原因

白髪が増えてしまう理由や原因としては、下記のような例が挙げられます。

• 加齢
• 遺伝
• ストレス
• 紫外線
• 食生活
• 睡眠不足

このように、白髪が増えるのにはさまざまな原因があり、人によって何が原因で白髪になっているのかは異なります。1つの原因ではなく、複数の原因が重なって白髪につながっていることも多いです。そのため、思い当たる理由がある場合は、それらを改善していけば白髪予防につながると考えられるでしょう。

加齢

加齢に伴ってメラノサイトの働きも衰えてくるため、だんだんとメラニン色素が生成されなくなっていきます。髪の毛が抜け落ちる際にメラノサイトは失われますが、若いうちは新しくメラノサイトが再生されるので、新しい毛も黒いまま生えてくるのです。

しかし、加齢によってメラノサイトの再生力が落ちると、新しく生えてくる髪がだんだんと白くなっていきます。加齢による老化が原因の場合は進行を止めるのが難しく、完全に白髪を生えなくするのは不可能に近いでしょう。

遺伝

白髪は遺伝も関係するため、親に白髪が生えている場合は遺伝の可能性もあります。しかし、遺伝するのは「白髪が生える」ことではなく、「白髪が生えやすい」体質です。親が白髪で悩んでいたから自分も白髪になるのではと不安に感じている人もいるかもしれませんが、生活習慣や食習慣、ヘアケアなどを見直せば、白髪が生えるまでの期間を延ばして白髪になりにくい状態にすることも可能といえます。

ストレス

ストレスを抱えていると白髪になりやすいといわれています。これはストレスで血行が悪くなることで髪の成長に悪影響を与えたり、白髪を防ぐ役割のある栄養素が頭皮や髪に届かなくなったりすることが原因です。

また、ストレスが蓄積すると皮脂の分泌量も増えてしまいます。これによって、頭皮環境が悪くなると、白髪だけでなく抜け毛などのトラブルにもつながってしまいます。できるだけストレスを溜め込まないように、自分に合ったストレス発散方法を見つけるなどの工夫をしてみましょう。

紫外線

紫外線は肌老化の原因として知られていますが、髪にも影響があります。頭皮に紫外線があたると活性酸素が生成されて、体内の細胞が働きにくくなり、白髪ができやすくなってしまうのです。頭は日焼け止めを塗ることができないので、日傘や帽子を使用する、髪にも使えるスプレータイプの日焼け止めを使用するなどして、紫外線から頭皮を守りましょう。

食生活

栄養バランスの悪い食生活は、白髪が増える要因になるので注意してください。メラノサイトの働きを活発にさせるためには、タンパク質やミネラル、ビタミンなどをしっかり摂取する必要があります。

髪の90%以上は、「ケラチン」と呼ばれるタンパク質の一種でできています。このケラチンはアミノ酸から作られるため、アミノ酸が多く含まれる肉類、卵、大豆などをしっかり摂取して、健康で綺麗な髪を育てられるようにしましょう。

その他にも、髪の成長に必要なミネラル、髪を作る役割を担うコラーゲンの生成に必要なビタミンCなども、積極的に摂取するようにしてください。

ミネラルにはカルシウムや鉄分などがありますが、髪の成長のためには亜鉛とアルギン酸が特に重要です。亜鉛はタンパク質の吸収率を高めてくれる効果も期待できるので、タンパク質と一緒に摂取すると良いでしょう。亜鉛は魚介類やナッツ類、アルギン酸は海藻類に多く含まれています。

また、ビタミンには、ビタミンAやビタミンC、ビタミンBなどのさまざまな種類がありますが、美しい髪を育てて白髪を防ぐためには、ビタミンCとパントテン酸を意識して摂取すると良いです。

ビタミンCは、みかんやグレープフルーツ、キウイフルーツ、いちごなどの果物に多く含まれているので、生のフルーツで摂取をするのがおすすめです。パントテン酸は、レバーや納豆などを食べることで摂取できます。

睡眠不足

睡眠不足も白髪に大きく関係するので、睡眠時間が短い人は注意が必要です。寝ている間に分泌されている「メラトニン」というホルモンは、体内の活性酸素を除去してくれる働きを持っています。先ほども解説した通り、活性酸素が生成されると体内の細胞が働きにくくなって、白髪ができやすくなります。

そのため、活性酸素が除去されれば、体内の細胞が正常に働きやすくなり白髪予防につながる可能性が高くなるのです。

白髪が増える原因については、「白髪抑制カラーは本当に効果あるの？仕組みや効果を解説」の記事でも紹介しているので、参考にしてみてください。

白髪が生えてきたときの対処法とは

ここまで、白髪が増える原因について解説しましたが、もし白髪が生えてきてしまったらどうすれば良いのでしょうか。ここでは、白髪が生えてきたときの対処法について紹介していきます。

• ストレスを溜めない
• 紫外線対策をする
• 生活習慣や食生活に気を付ける
• 頭皮マッサージをする
• 白髪染めをする

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ストレスを溜めない

白髪が増える理由でも解説した通り、ストレスは髪にも影響を与えるため、ストレスを溜めないようにしましょう。運動をする、半身浴をする、音楽を聴くなど、自分なりのストレス発散方法を見つけて、ストレスを溜め込まないようにすることをおすすめします。

紫外線対策をする

紫外線は頭皮や髪の老化も進行させてしまうため、しっかりと対策しておくことが重要です。髪の分け目は特に紫外線ダメージを受けやすいので注意しましょう。日傘や帽子、日焼け止めスプレーなどを使って、紫外線対策をしてください。もし日焼けをした場合は、化粧水やクリームなどを塗布して少しでも頭皮への負担を減らすようにしてください。

生活習慣や食生活に気を付ける

白髪を防ぐためには、生活習慣や食習慣の見直しが必要です。先ほども解説した通り、睡眠不足や食生活の偏りは白髪を増やす要因になります。栄養バランスが悪い、睡眠時間が短いなど、生活習慣の乱れを自覚している人はすぐに改善をするようにしてください。

良質な睡眠を取るために睡眠環境を整える、髪に栄養を与えるためにさまざまな栄養素をバランス良く摂取するなど、自分に合った対策を考えてみましょう。

頭皮マッサージをする

頭皮マッサージは、血行を促進させて髪や頭皮に栄養を届けやすくするため、白髪予防の効果が期待できます。髪に栄養が行き渡ればメラノサイトの働きも正常になりますし、頭皮マッサージにはリラックス効果もあります。髪の栄養不足とストレス軽減の2つの効果が期待できる頭皮マッサージは、白髪にお悩みの人がすぐにできる対処法としておすすめです。

しかし、頭皮が乾燥した状態でマッサージをしたり、マッサージに力を入れすぎたりすると、逆に頭皮への負担が大きくなるので気を付けてください。

白髪染めをする

白髪を簡単に隠せる方法として、多くの人が行っているのが白髪染めです。気になる白髪をすぐにカバーできるのが大きなメリットといえるでしょう。

しかし一方で、高頻度で白髪染めをしすぎると、髪や頭皮にダメージを与えて白髪が進行しやすくなってしまうため、正しい頻度で使用するようにしてください。特に、市販で販売されている白髪染めでセルフで行うと、前回いつ染めたのかを忘れがちになってしまうので要注意です。

すぐに対策したいなら白髪染めがおすすめ

上記でお伝えした白髪対策のうち、白髪染めをする以外の方法は、効果が実感できるまでに時間がかかってしまいます。1日や2日続けたからといって白髪がすぐに無くなるわけではありません。

そのため、できるだけ早く白髪を目立たなくしたい場合は、白髪染めを使うことになるでしょう。白髪染めは市販のものを使用してセルフで行うことも可能ですが、できればプロに行ってもらうのが安心です。仕上がりが綺麗になりますし、極力髪へのダメージを減らしてくれるため、セルフで行うよりも白髪が増える可能性を減らせるでしょう。

美容院の白髪染めに関する基本情報

では、セルフでの白髪染めと美容院での白髪染めにはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、美容院の白髪染めに関する情報を見ていきましょう。

白髪染めの種類

白髪染めにはいくつかの種類があり、自分の肌質や髪質に合ったものを使うことで、髪へのダメージを抑えながら白髪を目立たないようにできます。どんな種類があるのか、ここでは主な白髪染めの種類を4つ紹介します。

• ヘアマニキュア

ヘアマニキュアは髪にコーティングする形で色を付けるため、髪へのダメージが少ない方法です。白髪が気になる部分だけ染めることも可能なので、数本だけ白髪が生えているのが気になる、一部だけ白髪が生えているのをどうにかしたいという人に向いている方法といえます。

しかし、地肌に付くとなかなか取れないため、根元から染めてくれる美容院は少ないです。根元の白髪が気になっている人にはあまりおすすめできません。

• カラートリートメント

カラートリートメントは、安全性が高く髪へのダメージが少ない一方で、色持ちしにくいというデメリットがあります。カラートリートメント単体で染めるのは難しいため、「白髪染めをする」というよりも、「白髪染めをした髪を長持ちさせる」という目的で使用されることが多い方法です。

• ヘナカラー

「ヘナ」という樹木の葉を使って染める、植物由来の白髪染めがヘナカラーです。ダメージのない染め方をしたい人におすすめの方法で、髪にハリや艶が生まれるなど、白髪を染められるだけでなくトリートメント効果が期待できるのが大きなメリットといえます。市販のヘナカラーはカラーバリエーションは少ないですが、美容院ならさまざまな色味に対応してもらうことが可能です。

ヘナカラーについては、「ヘナカラーで白髪染めをするメリットデメリットをまとめて解説」の記事を参考にしてみてください。

• ブリーチ

ブリーチは基本的に髪を脱色する方法なので、白髪染めにはあまりおすすめできません。しかし、ヘアマニキュアやヘナと組み合わせることによって色味を付けて白髪染めをすることも可能です。髪への負担が大きいというデメリットがありますが、hi-z hairでは、比較的髪へのダメージが少ない塩基性カラーと組み合わせるなど、髪への負担を減らして染める方法も行っております。「ブリーチをしたいけど髪への負担は減らしたい」という方は、ぜひお問い合わせください。

白髪染めにおすすめの色

白髪染めにはさまざまな色がありますが、特に人気が高いのがアッシュカラーです。日本人に多い黒髪は、白髪染めが落ちていく段階で赤みが強くなりやすいという特徴があります。その赤みを目立たなくさせられるとして、アッシュカラーの人気が高まっているのです。

しかし、肌のくすみが気になっている人は、アッシュカラーにするとくすみ感がより強く出てしまう可能性があります。肌のくすみに悩んでいる人は、肌馴染みの良いベージュブラウンや栗色に染めて、肌の色を明るく見せるのがおすすめです。

白髪染めをする頻度

頻繁に白髪染めを行うと頭皮や髪へのダメージが大きく、白髪を増やす要因になりかねません。そのため、美容院で白髪染めをする場合は、2ヶ月ほど間隔を開けて行うのが良いでしょう。ヘアカラーの方法によっても適切な頻度は異なるため、詳しくは美容院で相談してみてください。

セルフカラーリングとの違い

セルフカラーリングと美容院で染める方法の大きな違いとしては、技術力の差が挙げられます。プロが行ってくれるので、白髪染めでムラが起こりにくく、全体を綺麗に染めることが可能です。

さらに、市販のカラーリングでは白髪を明るい色で染めることはできませんが、美容院によっては明るい色で染められるため、白髪染めと同時にオシャレも楽しみたいという人は、ぜひ美容院に相談してみてください。hi-z hairでは、明るい白髪染めにも対応しています。

また、セルフカラーリングと美容院では、使用する薬剤も大きく異なります。美容院では頭皮や髪への負担が少ない方法で染める方法も多数存在するため、白髪染めによる髪へのダメージが白髪染めを増やす原因になる可能性が低いでしょう。

白髪染めによる髪への負担が気になる方は、美容院で相談すると、髪への負担が少ない方法を提案してもらえます。

白髪染めならhi-z hairにお任せ

白髪は、髪の根元のメラノサイト（色素細胞）という部分で作られるメラニン色素が髪に取り込まれないことによって生えてきてしまうのです。その原因としては、加齢や遺伝、ストレス、紫外線、生活習慣などの理由が挙げられます。

白髪への対処法には、紫外線対策や頭皮マッサージなどのさまざまな方法がありますが、すぐに対策をしたいのであれば白髪染めがおすすめです。

白髪染めをしたいと思っている方は、ぜひhi-z hairにご相談ください。hi-z hairでは、イルミナカラーやオーガニックカラー、ノンジアミンカラーなど、さまざまな方法に対応しているため、髪質やダメージ状態に合わせた最適な白髪染めの方法を提案できます。お問い合わせフォームか045-532-6226から受付をしておりますので、お気軽にお問い合わせください。